世相・事件・流行歌

出食数の減少が目立ち始める

 文集「寮祭を終えて」の中で、生活部員を兼任する実行委員が、出食数の減少傾向に危機感を抱き「みなさん、寮食を利用しよう」と呼びかけた。
 当時、一日何食ぐらいの出食数だったかは不明だが、ピーク時の70年代は、春先の利用率が高い時期だと、朝120食前後、昼と夜が200以上で、合計500食をゆうに越えていた。「昼が170~180食だと、今日は少ないわねって、田中さんたちと言ってたんだから。ご飯をよそうのが間に合わなくて、お風呂の前まで行列ができたもんよ」(衛藤さん)
 80年代前半に「予約制」が導入された直後は、利用する側が慣れていないせいもあって大きく減少してしまう。その後、季節ごとに増えたり減ったりを繰り返しながら推移。2000年代に入ったころは、「多い時期で、昼と夜とあわせて200食ぐらいかなあ。秋ごろになると、合わせて70~80食。昼のほうがやや多いかな」(衛藤さん)。